「30分でわかる悪性リンパ腫のお話し」悪性リンパ腫の症状や治療方法を詳しく説明。最新の治療方法をわかり易く説明します。
悪性リンパ腫について30分でもわかるように解説していきます。
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ろ胞性悪性リンパ腫

悪性リンパ腫における濾胞悪性リンパ腫、ろ胞(濾胞)とは複数の細胞が終結し、ひとまとまりになっているものです。
主に卵巣や甲状腺にできやすいです。

ろ胞性悪性リンパ腫は低悪性度B細胞リンパ腫で最も代表的なものですが、その進行速度はとても遅いのが特徴です。

腫瘍細胞は小さいものから大きいものまで様々なものがあります。 この病気を完全に治す治療方法は未だにありませんが 症状としては、特に変化がないかリンパ節が腫れてくるかどちらかになります。

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ろ胞性悪性リンパ腫grade

病期悪性リンパ腫の中でのgradeは、grade1、grade2、grade3a、grade3bに分類されています。
この病気は特殊な機械を使用したり生検をしたりして何度も何度も検査をしますが病気の部分を見逃してしまうことがたまにあります。

肺がんのレントゲンを撮ったら白い影(癌の源)があるのにお医者さんがそのことに気付かずに患者さんに誤った説明をしてしまうことです。

そうするとリンパ腫がその後全身に転移して手術ができない状態にまでなり、その時は完全に手遅れになってしまいます。

ろ胞性悪性リンパ腫治療

T期、U期の場合、小さいリンパ腫なので放射線治療や抗体治療をおこないます。放射線治療がよくないと判断した場合は、リツキシマブと薬剤を組み合わせて行う方法もあります。

化学療法の場合は一般的にR−CVP療法、P−CHOP療法をします。今現在の治療には十分な補法ですが、5年生存率、7年生存率を見ると新たに再発して死亡する患者さんもいらっしゃるので絶対に大丈夫ということもない。これは他の癌の場合と同じである。

治療方法の決定は患者さんの年齢や今まで受けてきた病気の治療方法やリンパ腫の進行状況を考え、患者さんや家族からの意見も聞きながら決定するのがよいでしょう。

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ろ胞性悪性リンパ腫治療の開始

進行 治療を開始するのは様々な要因が合致して初めて行いますが下記要件が一つでもあてはまれば一般的に治療を開始します。

  • 患者さんが今すぐ治療を望んでいる
  • リンパ節が3箇所以上ある
  • 血球原状の理由がリンパ腫
  • リンパ腫の肥大
  • かなり大きい腫瘍がある
  • 大学病院のような大きい病院でなくても近所の病院で3ヶ月に一度程度の感覚で血液検査を受けてどこかの項目で再検査必須の数値が出れば化学療法をしなければいけない場合もあります。

治療方法がかわる場合

ろ胞性悪性リンパ腫と診断されたが本当はさらに進行性の早いびまん性大細胞B型細胞リンパ腫(DKBCL)であり誤診されるようなこともあります。そのようなことかたら保険ではありませんが専門のセカンドオピニオンを早めに見つけておいたほうがいいかもしれませんね。

治療を必要とする場合

患者さん本人が治療を希望しており、日に日にがん細胞が拡大して行き、一日も早く抗がん剤治療を始めたほうがいい場合。

ろ胞性悪性リンパ腫生存率

年齢悪性リンパ腫の進行速度がとてもゆっくりなので、無症状の状態があり急に進行するところがとても怖いです。
アメリカのスタンフォード大学がろ胞性悪性リンパ腫の生存率を調べた結果、無治療経過観察で調べたところ、10年で生存率が70%、生存期間中央値は11年でした。

限局期濾胞性リンパ腫の生存率

限局期濾胞性リンパ腫T期、U期の場合は10年生存率は50%程度です。

進行期濾胞性リンパ腫の生存率

進行期濾胞性リンパ腫V期、W期の場合は10年生存率は80%程度です。